確率の問題で「少なくとも」という言葉が入っていたら、「全体の確率1から、そうでない確率を引く」という方法で答えを求めると簡単にできる場合が多い。
この場合は「少なくとも1人はあたりをひく」であるので、 全体の確率1から「Aさん、Bさんのふたりともがはずれる確率」を引けばよい。
まず、Aさんがはずれる確率は、はずれくじが5本中3本なので、$\frac{3}{5}$ である。
Aさんが、1本のはずれくじを引いたあと、くじを戻さないので、くじは全部で4本残っており、その中の2本がはずれくじである。
よって、Bさんがはずれる確率は、はずれくじが4本中2本なので、$\frac{2}{4} = \frac{1}{2}$ である。
したがって、二人ともはずれる確率は、掛け算をすればいいので、 $$\frac{3}{5} \times \frac{1}{2} = \frac{3}{10}$$ となる。
したがって、少なくとも1人があたりをひく可能性は $$1-\frac{3}{10} = \frac{7}{10}$$ である。